前田敦子、悩み多き作品の封切りに感慨 三島有紀子監督の顔見て「私たちも安心」
俳優の前田敦子、三島有紀子監督が10日、都内で行われた映画『一月の声に歓びを刻め』の公開記念舞台あいさつに参加した。 【写真】前田敦子がコソコソ話!スタイル抜群なカルーセル麻紀と2ショット 本作は、『繕い裁つ人』『幼な子われらに生まれ』『Red』など多くの作品を手掛け、国内外の映画祭でも高い評価を受ける三島有紀子監督の長編10作目となる最新作。監督自身が47年間向き合い続けた「ある事件」をモチーフに、「性暴力と心の傷」という難しいテーマにあえて挑み、心の中に生まれる罪の意識を静かに、深く見つめる映画。 三島監督からオファーされるも前田は1ヶ月も悩んでから引き受けたほどの難役。そんな作品が封切りの日を迎え、三島監督は目をうるませながら「この映画は47年前、ある事件からスタートしています。それから映画の力を信じて、ここまで生きてきた。映画を愛して、映画監督になって映画を作って参りました」とキャスト、スタッフへの熱い思いを語った。前田は「現場では三島さんしか見えない状態。すごく濃ゆい時間を経て、1年ぐらい経ちましたけど、この日が来て監督の安心している顔を見て、私たちも安心しました」としみじみと口にしていた。 イベントには、前田敦子、カルーセル麻紀、哀川翔、片岡礼子、原田龍二、松本妃代も参加した。