姉殺害で起訴“浅草資産家夫妻”の捜査は拡大継続中 警察は「あと2人いる親族の不審死も疑っている」
経費の使い方で家族とトラブル
もし両被告が両親の死にまで関与していた場合、どんな動機が考えられるのか。 「美輝ちゃんに関しては『かわいくない』という理由で殺害したとみていますが、その他の家族とは一家で営んでいるビジネスホテルの経営方針、特に経費の使い方をめぐって対立していたと言います」(同) 志保被告は金遣いが荒く、買い物三昧だったという。一家に詳しいある関係者はこう証言する。 「デパートに行く度、両手に買い物袋をいくつもぶら下げて帰ってきた。一度に100万円近く散財することも。ネットでも子供服などを考えもせずに注文する生活で、家の中は物で溢れゴミ屋敷状態になっていた」 警視庁は志保被告が一連の事件を主導したと見ている。 「志保被告はもともと夜の店に勤務していて、健一被告は客として通い詰めていた。結婚後も健一被告は志保被告にぞっこんで、言われるままに甘やかしていたと言います」(前出・記者)
両被告の様子は?
だが健一被告の“洗脳”は解けつつあるという。 「当初は頑なに否認していましたが、徐々に話をするようにはなっている。一方の志保被告は変わらずで、取り調べにも応じようとしない。暴れ出すので車椅子で動かさなければならない時もある」(同) 資産家一族の間でいったい何が起きていたのかーー。捜査の成り行きを見守りたい。 関連記事【4歳の我が子を“毒殺容疑”で両親が逮捕 「浅草20億円資産家ホテル経営一家」で起きていた「もう1人の不審死」】では関係者の証言をもとに一家の暮らしぶりを、【「浅草4歳次女殺害」5年前の不審死直前に放送された、石原さとみ主演の「法医学ドラマ」に「エチレングリコール」が出てきたのは偶然か】では捜査員の間で「事件の参考になったのではないか」と話題になっているドラマについて伝えている。
デイリー新潮編集部
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