劇場版『カードキャプターさくら』25周年で再上映 キャスト陣が“絵が全然昔っぽくない”色褪せなさに感激、香港トークも加熱
当時の香港振り返りながらお気に入りシーンをピックアップ
久川のお気に入りシーンは「これが…?香港!?」というケロちゃんの顔面どアップ。「目がてんてん、黄色でドーン。セル画は楽だよね(笑)」とニヤリとした久川が「あのシーンはずっと忘れられない」と話すと、丹下も「誰が観てもうれしいシーン。私もうれしい!ケロちゃんで(画面が)いっぱいになる!」と共感。久川が「お兄ちゃんにバレないように器の下に隠れていて、いないなと思ったら、セイロの下に張りついていて。『ミッション:インポッシブル』みたいな(笑)」と桜、知世、桃矢、雪兎らが食事をする際のケロちゃんのかわいいシーンを挙げると、丹下も「私も好きなシーンのひとつ!」と身を乗り出す。 そんな丹下のお気に入りは香港でピークトラムが映るシーン。「当時の香港を忠実に再現している。ピークトラムは日本でいうケーブルカーみたいなもの。日本だと山の中にあることが多いので、景色も山。でも、香港では高層ビル群や街並みを見ながら観光ができる。ケーブルカーとかリフトとか山の乗り物全般が好き!」とケーブルカー好きを告白。しかし、高いところは苦手なため、足元は見ずに、景色のみを楽しむとも明かしていた。 さらに、ピークトラムで登った先に小狼の実家があることに触れ、丹下が「当時は“李くん”呼び!」と前のめりになり、「(さくらと小狼の)その後を知っているだけに、呼び方が新鮮!」とニヤニヤ。「当時はクロウカードをめぐり競い合う仲。まだライバルだった」と懐かしむ丹下。久川が「あの頃、まださくらの想いは緒方恵美に行ってたからね」と雪兎役の緒方の名前を挙げると、さくらの声で「気持ちはそっち。そっちに“はにゃ~ん”」と照れる丹下の姿に、客席からは「かわいい」の声も漏れ聞こえていた。 丹下は「(劇場版で)李くんのお母さんに会えたのは、あのタイミングだったから。だから、スッといけたんだと思う。サブタイトルを入れるなら、“ドキドキ!ご実家訪問ではにゃーん”だった!」とお茶目に話し、その後の小狼との関係性ではないからこそ、気軽に母親と対面できたと解説していた。劇場版には小狼の姉たちも登場する。「お姉様たち、凄まじかったよね…」とアフレコを振り返った久川は「収録の時も、賑やかすぎてすごかった」と大笑い。丹下も「わちゃわちゃで、とてもステキでした」と美しい姉たちに思いを馳せ、うっとりしていた。 イベント後半には浅香守生監督からのメッセージをMCが代読。香港でのロケハンが思い出に残っているとの浅香監督の言葉に、「私たちも行きたかったー!」と悔しがる丹下だが、。久川によれば「でも、相当ハードだったらしい。資料としてたくさん写真を撮ったらしくて。何千枚みたいな単位で撮ってたみたい」と、忠実な景色の再現の裏には、浅香監督ら制作スタッフの苦労が詰まっていると説明した。