今の美容業界の“当たり前”や人気のもとを掘り下げる名物連載。今月は、オーガニックコスメの解釈を再構築し、都会的で洗練された存在へ昇華させたブランド。どんなタイプの人にも選ばれる、唯一無二の色や発想の秘密に迫ります。

【Celvoke】「欲しい！」が詰まった新時代のオーガニックコスメ

引用元：美ST

左から：《黄金比ブレンドの導入オイル》貴重な天然物“アナツバメの巣”から独自製法で抽出＆発酵したエキスを配合。コンセントレートオイル30ml￥13,200、《美容オイルで肌を洗うという新発想》良質な植物オイル87％配合。クレンジングは肌に負担という思い込みを一掃。カームブライトニング クレンジングオイル150ml￥4,180、《異なる質感を重ねて骨格から美人見え》パウダーの上からハイライトクリームを重ねてツヤ、血色感と立体感を演出。ポリフォニック ブラッシュ01￥5,390、《ベスコス総なめの通称『幻のリップ』》マット以上ツヤ未満のなめらかな質感と絶妙な発色。09はセルヴォークの代名詞とも言える名品。ディグニファイド リップス09￥3,520、《奥行きを重ねるテラコッタシャドウ》ニュアンスを掛け合わせ洗練モードな目元を実現。ヴァティック アイパレット03￥6,820

ファッション性×ナチュラル成分でどんな人でも洗練モードを実現

さっと塗るだけで誰もがこなれた印象になれる。オシャレなコスメブランドの代表格『セルヴォーク』の、ナチュラルオーガニック原料へのこだわりは意外と知られていないかもしれません。母体は『コスメキッチン』を運営する株式会社マッシュビューティーラボ。オーガニックコスメの素朴なイメージを覆し、ファッション性と機能性を両立させたブランドを作りたい。 長年業界を牽引するからこそ抱く理想を実現すべく、’16年秋に誕生しました。初お披露目の場に選んだのは、都会的な思考の人々が集う百貨店。ブランド名Cell（細胞）＋Voke（声）を象徴する世界初の新成分“アナツバメ巣発酵液”を配合するプレミアムスキンケアでデビューし、翌年春にはメークアイテムも発表します。 コンセプトカラーをシアーブラックに据えて目指したのは、芯がありながら寛容性を持つ、奥行きのある女性像。同年秋にはテラコッタリップが大ヒット。どんな人も洗練させて魅せる色揃えと、天然由来成分にこだわりながら肌に溶け込むような馴染みの良さで、認知を拡大します。 ’22年、進化したナチュラル処方で、クリアな色づきやパールの密着度を高めたアイシャドウに刷新し、環境に配慮した容器も採用。’23年には新メイクアップ クリエイティブ ディレクターに国内外で活躍するメークアップアーティスト・鷲巣裕香さんを迎え、ブランドのアップデートも遂げました。揺らがぬ信念と時代に寄り添う柔軟性を強みに、今後も新たな価値観を提案し続けます。 掲載商品のお問合わせ先はすべてCelvokeです。 2024年『美ST』7月号掲載 撮影／吉田健一　取材／大山真理子　再構成／Bravoworks,Inc.