くもん出版の児童小説『杉森くんを殺すには』重版出来 野間児童文芸賞を受賞した話題作
長谷川まりるの小説『杉森くんを殺すには』(くもん出版)がSNSを中心に話題となり、版を重ねている。また11月5日には講談社が主催する第62回 野間児童文芸賞を受賞するなど注目を集めている。 2023年9月に刊行された本書は、主人公・ヒロの再生の物語を通して、自分や近しい人々の心の問題とどう関わっていくべきか考える機会を読者に提供する創作児童文学。SNSのXで、本作を激賞するポストが「5万いいね」を記録するなどSNSを中心に注目を集めている。 本作を手がけた長谷川まりるは、職業能力開発総合大学校東京校産業デザイン科卒。「お絵かき禁止の国」で第59回講談社児童文学新人賞佳作受賞、同作で講談社よりデビューした。『かすみ川の人魚』(講談社)で第55回日本児童文学者協会新人賞を受賞した。 また本作の絵を担当したのは、イラストレーター・おさつ。装画を手がけた作品に『がんばらないことをがんばるって決めた。』(考えるOL 著/KADOKAWA)、『ルビィ』(重松清 著/講談社)などがある。 本作を手がけた長谷川まりるは、先月10月31日に最新刊『呼人は旅をする』(偕成社)を発売し、こちらも話題となっている。
リアルサウンドブック編集部