「1人の仕事をするのに2人です。本当に効率的ですね」という皮肉

ウェドブッシュのアナリスト、ダン・アイブスは米国時間11月13日の顧客向けメモで、「マスク氏は今やテスラ/スペースX/xAIでの多様な役割に加えてもう1つの役割を担うことになるが、マスク氏とテスラにとってのメリットはデメリットを大きく上回ると考えている」と述べている。 テスラの株価は選挙以降25％以上上昇している。マスク氏がコスト削減委員会でFTC、IRS、司法省、SECを標的にしているという報道は、これらの機関がマスク氏の企業を規制し、調査する主要機関であるため、潜在的な利益相反の問題を提起することになる。 ■主な批判 エリザベス・ウォーレン上院議員（民主党、マサチューセッツ州）は米国時間11月12日の夜、Xへの投稿で、「政府効率化省は、指導部が2人いるというすばらしいスタートを切りました。1人の仕事をするのに2人です。本当に効率的ですね」と皮肉を込めて書き込み、15万以上の「いいね」を獲得した。 ■DOGEコインの動き マスクが支持していることで知られるミーム暗号通貨DOGEコインは、トランプ次期大統領が政府効率化省の設立を発表して以来、約10％上昇している。より広範な暗号通貨市場の回復の一部として、DOGEコインは選挙日の夜から100％以上上昇しており、最も価値のあるデジタル資産であるビットコインの35％の上昇を上回っている。DOGEコインは世界で6番目に価値のある暗号資産であり、時価総額は570億ドルで、デルタ航空、フォード、クラフト・ハインツなどの上場企業の時価総額を上回っている。マスクはローガンとの対談で、新委員会について「一番おもしろい名前は『DOGE』ですね」と冗談を飛ばした。