太宰府、年間猛暑47日記録更新 海風入らず、最長記録も
福岡県太宰府市で5日、35度以上の猛暑日となり、年間日数が47日に到達、国内最多記録を更新した。これまでは昨年記録された群馬県桐生市の46日が最多だった。福岡管区気象台によると、内陸部の太宰府市は沿岸部に比べ海風が入らず、気温が下がりづらい。 同気象台によると、太宰府市では5日午後2時27分に35.0度に達し、猛暑日となった。同県久留米市でも35.6度を記録した。 九州北部地方では今夏、太平洋高気圧の影響で暖かい空気に覆われやすかった上、8月中旬まで雨をもたらす低気圧や台風の接近が少なかった。8月の日照時間は平年比36%増で、強い日差しの影響もあって高温となりやすかった。 8月28日、台風10号の接近の影響で気温が下がったが、台風が去り、再び高温となった。 今後も熊本県や太宰府市のような内陸部は猛暑日となる可能性があるとして、気象台は引き続き熱中症への警戒を呼びかけている。
太宰府市は7月19日~8月27日、猛暑日が連続40日となり、国内最長記録も更新していた。