「いつか日本に恩返しを」“広島愛”溢れるディアスが実現を目指す夢とは?新井監督との”事件”も回想「前田さんと金本さんにすごく怒られていた(笑)」【後編】
ディアスが日本を離れてから20年以上が過ぎた現在、新井現監督以外でも、後に指導者やメジャーリーガーなど、広島在籍当時の多くの仲間が豊かなキャリアを歩んでいる。その点についても感慨深そうに言葉を紡いだ。 「以前、新井さんの監督就任をニュースで知った時には本当に嬉しく思いました。あの若かった選手が、と(笑)。また今でも、自宅の部屋には当時みんなで撮った写真も飾っており、常にカープの試合結果なども気にしていました。金本さんや緒方(孝市)さん、前田さんや黒田(博樹)さんなど、当時の仲間たちの活躍ぶりも知っています。お世話になった皆さんのことは忘れていませんし、『ベネズエラにも仲間がいるよ』と伝えたいです」 現在、多くの日本人選手が海を渡りメジャーでプレーする時代が訪れていることからも、ディアスは日本野球を「MLBと同じレベル」と評している。そして、その歴史の中に自身の名前も残すことが出来たと喜んでおり、また、今後日本で指導者として活動する夢を実現させたいと熱く語る。 「日本のレベルは世界ナンバー1だと思います。WBCなどでも証明してくれました。その日本でプレーできたことは本当に光栄に感じていますし、あの4年間はこれからも最高の思い出です。自分の経験をぜひ、日本の若い選手たちに伝えられたら素晴らしいと思っています。いつでも、どの球団でも、声をかけていただけたら、すぐに日本に行きます」 [文/構成:ココカラネクスト編集部]