オーストラリア代表のポポビッチ監督

　北中米Ｗ杯アジア最終予選・オーストラリア戦（埼玉）へ向けて、オーストラリア代表を取材する記者が取材に応じた。 　今回取材に応じたＳＮＴＶのスティーブン・ムーア記者（５８）は、日本代表について「日本は弱点が見当たらない。これまでの戦いで自信を持っているはずので、オーストラリアにとって厳しい戦いになるのでは」と称賛。前回大会の最終予選ではＭＦ三笘薫が代表初得点を含む２得点をあげたが、「（日本の）良さは毎試合違う選手が活躍すること。１人警戒すればいいわけじゃない。森保監督が想定しているかどうかは沸かないが、毎試合違う選手が一段階成長している」と、日本代表の総合力が強みであることを強調した。 　中国戦からトニー・ポポビッチ監督に変わったオーストラリア代表については「どのような試合になるかわくわくしている。中国戦からの４日間でどれだけチームを作り上げたかを見るのが楽しみ」。３バックか４バックか直前まで分からないことが予想されるが「前回の試合でやったことが、今回もそうだとは限らない。中国戦は（ポポビッチ監督が就任したばかりなので）戦術よりも選手の自主性に任せていた部分があった。この試合では戦術や戦い方もより固まっていると思う。おそらく守備的に入り、カウンターから得点を狙う形になるだろう」と、フォーメーションも含めて、中国戦とは全く違うチームになることを予想した。 　最後に予想スコアを尋ねると「３―１で日本勝利だ」と断言。「（中国戦の）オーストラリアはとても見事だった。新監督もよくやってくれているし、チームの雰囲気も良くなってきた」とオーストラリアを評価する一方で「日本には１５年勝てていない。多くの監督が彼（ポポビッチ監督）のように（日本に今回は勝ちたいと）全く同じように意気込んで、敗北で日本を後にした。監督の自信は評価するが、試合開始の笛が鳴れば厳しい試合になるだろう」と、これまでの歴史を踏まえて日本有利であることを強調した。