「ありえない形で金メダルを守った」堀米雄斗の大逆転の五輪連覇にスケボー“王国”の米メディアも興奮
米カリフォルニア州ロサンゼルスに住む堀米は、金メダリストの肩書きを背負った東京五輪後に、大きく遅れている日本のスケートボード、特にストリートを取り巻く現状を自分が中心になって変えたい、という壮大な目標を抱いていた。 一時帰国してイベントに参加した2022年9月には、こんな言葉を残している。 「東京五輪の後から日本のスケートボード人口もすごく増えてきているので、このいい流れを止めないように、自分でもいろいろな活動やイベントを通じて、日本のストリートカルチャーへの理解をもっともっと深めていきたい。もちろん世界における自分のレベルも上げていかなきゃいけない」 堀米は予選を通過した後に、決勝へ向けて「自分の限界を超えたい」という決意の言葉を残していた。有言実行で世界に衝撃と感動を与える形で達成した五輪連覇は、スケートボードへの関心や興味をさらに高め、堀米が描く目標を手繰り寄せる力にもなる。 五輪予選シリーズ最終戦に続く逆転劇から、インタビュアーに「逆転の堀米ですね」と問いかけられた堀米は、照れくさそうにこんな言葉を返している。 「自分では逆転を狙ってはいないというか…本当はできれば早めに乗って優勝を決めたいんですけど、でも最後で逆転できて本当にうれしいですね」 14歳の吉沢恋(ここ、ACT SB STORE)が制した女子とともに、五輪の正式種目となった東京大会に続いて男女でストリートの頂点に立った。スケートボード大国を拝命しそうな日本の中心を担う堀米は、2度目の五輪を終えた後は日本円で億単位の収入を誇るプロボーダーとして、愛してやまない競技の価値をさらに高めていく。
【関連記事】
- 韓国メディアが大激怒!パリ五輪開会式の船上入場で「韓国」を仏語と英語で「北朝鮮」と間違ってアナウンスする大失態
- パリ五輪開会式に華を添えたレディー・ガガ、アヤ・ナカムラ、セリーヌ・ディオンらの出演料は「ゼロ」?!一部では1曲3億円の報道も…
- 「常習性のない喫煙なら五輪出場もあり得ると考えていた」喫煙&飲酒でパリ五輪辞退の宮田笙子が所属する順大の声明文が波紋…SNSでは「的外れな意見」の批判も
- 「精神的な疲れ」と「不安」…15歳ドルーリー朱瑛里を出場辞退にまで追い詰めた”悪者”の正体…日本陸上界の宝を異常なマスコミ攻勢や一部ファンの“暴走”からどう守ればいいのか
- なぜ“未完のスケーター”本田真凜は22歳で引退を決めたのか…今後彼女が向かう先は女優ではなく…