「光る君へ」道長とまひろの視線絡み合う約40秒話題
道長を巡っては、敦康親王への疑惑のまなざしも話題に。敦康親王が彰子とじゃれ合う姿をじっと見つめていた道長は、まひろの書いた「源氏物語」の一説「光る君は、幼心にも花や紅葉を添えて、藤壺をお慕いする心をお見せになります」を目にすると、思うところがあったのか行成(渡辺大知)を呼び敦康親王の元服の日程決めを命じた。一刻も早く二人の仲を遠ざけたい様子の道長だが、敦康親王は彰子のもとを去りがたいのか元服を嫌がり、帝は彰子の第二子出産と重ならぬよう元服の延期を道長に命じ、道長は複雑な表情を見せていた。なお、次回より敦康親王は、子役の渡邉櫂から片岡千之助へとバトンタッチする。
敦康親王については鋭い探偵ぶりを発揮する道長だが、まひろの娘・賢子(梨里花)については「鈍い」と視聴者からツッコミが。賢子はもうすぐ裳着の儀を迎えるといい、道長は「裳着を終えたらお前の娘も藤壺に呼んではどうだ」と言い出し、まひろは動揺。SNSでは「鈍感過ぎるぞ」「あんたの娘だぞ!」「本気でまだわかってないの?」とざわついていた。
また、終盤では発狂した伊周を前に血相を変えた道長が、その様子を目撃したまひろと視線を長らく絡ませる場面があり、その間は約40秒。まひろははっとしたような表情を浮かべていたが、道長の左大臣としての重責を目の当たりにしたことで動揺したのか。道長はそんな姿を見られてどんな思いだったのか。それぞれの顔をアップで交互に映す本シーンは、まるで目で会話をするかのようで、二人の胸の内が注目を浴びている。
なお、5日に岩手県・奥州市で行われた三浦翔平のトークショーでは、制作統括の内田ゆきが今後の見どころについて「37回で「源氏物語」の豪華本が出来た時に光源氏の最高潮まで書き終えていて、これから陰の部分に傾いていく流れがあるんですよ。「光る君へ」も道長に少し陰が差していって、それを作家として見つめるまひろが出てくるので、そこも見ていただけたら」と呼び掛けていた。(石川友里恵)