「変な家」シリーズが上半期ベストセラー3冠
家の間取り図から生まれる謎を解き明かす人気シリーズの最新刊「変な家2~ 11の間取り図~」(雨穴作、飛鳥新社)が2024年上半期ベストセラー(2023年11月22日~24年5月20日)の総合・単行本フィクション部門でともに第1位に選ばれたと日本出版販売株式会社が31日、発表した。「変な家 文庫版」も文庫部門第1位に入り、3冠を達成した。 ホラー作家でYouTuberとしても活躍する雨穴によるオカルトミステリー。著者と設計士・栗原のコンビが11の不可解な間取りの謎に挑んでいく。シリーズ既刊の「変な家」も総合部門第4位、「変な絵」が同部門第7位にランクインしており、出版界は「変な家」フィーバーとなっている。小説だが、図が多いことで普段本を読まない人でも手に取りやすく、作品内に活字離れが進む若者の「おもしろいものを短時間で選んで読みたい」という思いに合致したものと見られる。 佐藤二朗主演の映画「変な家」(石川淳一監督)も現在上映中で、ポルトガルのポルト国際映画祭審査員特別賞を受賞した。 ◆総合部門ベスト5 1.「変な家2 ~11の間取り図」 2.「大ピンチずかん2」 3.「大ピンチずかん」 4.「変な家」 5.「成瀬は天下を取りに行く」 ◆単行本フィクション部門ベスト5 1.「変な家2 ~11の間取り図」 2.「変な家: 3.「成瀬は天下を取りに行く」 4.「変な絵」 5.「続 窓際のトットちゃん」 ◆文庫部門ベスト5 1.「変な家 文庫版」 2.「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」 3.「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」 4.「白鳥とコウモリ(上・下)」 5.「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」
報知新聞社