【48歳バスボートを買う】断るつもりが、結果欲しくなる~琵琶湖出会い編~
2分でわかる、バスボートの一般論
バスボートという乗り物について知らない人のために、大して詳しくない語り部から簡単な説明をさせていただこう。 バス釣り専用のボートの総称だが、基本的にはFRPの船体にハイパワーな船外機が搭載されたものを指す。船長は15~22フィート程度、船外機の馬力は90~300馬力程度で、ボートのサイズの割に極端にハイパワーなエンジンを有しているのが特徴。広範囲を短時間で移動する機動力と静止安定性を兼ね備えており、バス釣りに特化した設計になっている。 では、日本でもよく見られるバスボートメーカーについて、あくまで取材で乗った程度の素人知識&主観のひと言解説をば。 【レンジャー】 船体の作りが頑丈で、静止安定性に非常に優れている。反面、荒れた湖面で波を切るように走るのはやや苦手。有名な乗り手=下野正希、並木敏成、今江克隆、赤羽修弥、栗田学(敬称略。以下同)。 【スキーター】 世界最古のバスボートメーカー。オールマイティな性能を持つといわれる。その割にカッコいい。ヤマハの子会社。ガンネルが弱点? 有名な乗り手=奥村和正、伊藤巧、藤田京弥、青木大介。 【ギャンブラー】 フロリダのシャローをフリップするためにデザインされたといわれる。1970年代のスーパーカーのような傾奇いたデザインで、熱狂的なファンがいる。速い。有名な乗り手=伊東由樹、反町隆史、速水もこみち。 【トライトン】 非常にソフトな乗り心地と走破性の高さが印象に残るボート。取材時にトライトンだとちょっと安心する。その特徴はケイマスに引き継がれている。有名な乗り手=田辺哲男、加藤誠司、小野俊郎。 【バスキャット】 非常に頑丈で耐久性の高い船体、走破性とスピードを両立した走りでも知られる。ホタテ貝のようなコンソール形状も特徴(?)。近年、琵琶湖で人気。有名な乗り手=大森貴洋、奥田学、山田祐五、木村建太、橋本卓哉、杉村和哉。 【ケイマス】 トライトンの創業者、アール・ベンツ氏が2018年に立ち上げた新しいメーカー。走破性が高い上に静止安定性も優れていると評され、アメリカでは若手トーナメンターにも人気。お金に余裕があればこれが欲しいかも…。有名な乗り手=青木唯、北大佑、川崎了。 【チャンピオン】 波切り性能や走りの評価が高い、いや高かった、今はなきメーカー。カクカクっとしたデザインは今見てもカッコいいし、中古艇も人気。かつて今江克隆さんが乗っていたことでもよく知られていた。