【10月18日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー（Volodymyr Zelensky）大統領は17日、北朝鮮がウクライナ紛争でロシアを支援するために、兵士1万人を訓練しているという報告を受けたと述べた。 　ゼレンスキー氏はベルギー・ブリュッセルの北大西洋条約機構（NATO）本部で開かれた国防相理事会の後、マルク・ルッテ（Mark Rutte）事務総長と会見し、「彼ら（北朝鮮）は国内で1万人の兵士を準備しているが、まだウクライナやロシアへは移動させていない」と語った。 　ウクライナのロシア占領地域には、すでに北朝鮮から派遣された「戦術要員」や「将校」が不特定数存在していると述べた。 　ルッテ氏も、NATOは「北朝鮮兵がウクライナ紛争に参加している証拠はつかんでいないが、北朝鮮がロシアを支援していることは確認している」と述べた。 　西側の当局者は、北朝鮮兵2000～1万2000人が派遣される可能性があるが、検証されれば2000人に近い数字になるとの見解を示した上で、「信ぴょう性に関しては、現時点で判断するには時期尚早で、実際に起きている事態を把握するにはさらなる検証が必要だ」と述べた。 　映像はNATO TVと欧州委員会が管理するテレビ情報サービスEBSが撮影・提供。(c)AFPBB News