《元従業員の43歳男に懲役8年を求刑》土佐清水のホテル放火「宿泊客を危険にさらし、汲むべき点はない」
高知さんさんテレビ
去年土佐清水市のホテルに侵入し、現金が入ったレジを盗み、部屋に放火した罪に問われている元従業員の男に検察側は懲役8年を求刑しました。 現住建造物等放火、窃盗などの罪に問われているのは土佐清水市の無職永野彰一被告(43)です。 永野被告は去年11月20日午前1時過ぎ、土佐清水市の「ホテル足摺園」に侵入し、フロントで現金およそ9万円が入ったレジを盗んだあと、宿泊客のいない客室の布団にライターで火をつけホテルの一部を焼損させた罪などに問われています。 27日の裁判で検察側は初期消火がなかった場合、ホテル全館に炎が及んでいた恐れがあると指摘。 また永野被告は不倫の発覚で職場に居づらくなり、自主退職していて「身勝手な逆恨みから放火に及んだものであり、無関係の宿泊客を危険にさらしたことについて酌むべき点は一切ない」として懲役8年を求刑しました。 一方、弁護側は放火に関して永野被告がふいに思いつき、社長らへの嫌がらせとして ボヤ騒ぎをしたかっただけであり、反省もしていることから懲役4年が相当だとしました。 判決は11月29日に言い渡されます。
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