大谷入団でエンゼルスの来季世界一オッズが50倍から30倍に下がった!
ロサンゼルス・タイムズ紙も、大谷獲得で戦力を整備、しかも二刀流で起用することで、「エンゼルスはビリー・エプラーGMが長い間興味を抱いてきた6人先発にすることができるかもしれない。投手に休みが増え、大谷が慣れたスケジュールで調整できる上、エンゼルスの先発に休みをもたらすことができる。80勝に終わった2017年シーズンは、ほとんどの先発投手がけがに泣かされたから」と、大谷効果に期待を寄せていた。 チームは二刀流起用を具体的に考えていてエプラーGMは二刀流によるオーバーワークを防ぐため、医療スタッフが注意を払った上で、彼の希望とニーズに合わせて起用したいとエンゼルスのラジオ局KLAAに語っている。 「彼はこの計画に積極的に参加してくれるだろう。今この瞬間については、私たちがこの組織を作り、前に進み、彼が春季キャンプで衝撃をもたらし、そこからどこへ向かっていくのか見届けることができることに感謝したい」 また大谷をDH起用する場合、37歳になるDHのプホルスをパートタイムで一塁に起用することになるが、エプラーGMは、同ラジオの取材に「アルバート(プホルス)が春キャンプに入った時にどのような感触を持っているか確認することになるが、彼の周りにいるスタッフからは良い返事をもらっている」と、すでにプホルスサイドからも同意を得ていることを明らかにした。 「私はプホルスが一塁でのプレーを希望していることを知っている。彼がどの程度、一塁の守備をこなすことができるかを見ていきたい」とも言う。 トラウト、プホルス、アップトンに、名ショートのシモンズ、一塁を守るCJコロンと、打線が右打者ばかりに偏向しているだけに 左打者の大谷が加わることは重要なアクセントになる。 ただロサンゼルス・タイムズ紙は、「エンゼルスが得た余剰価値は相当なものだ。だがリスクも存在する。大リーグでは1924年以来、誰も15試合以上先発した野手は存在しない。投手が回復時間を必要とするためで、打者としてのトレーニングや試合間隔のバランスが難しくさせている」と二刀流が持つリスクを指摘することも忘れていなかった。 そして、「(大谷の獲得は)球団を蘇らせるチャンスだ。二塁が固定できず、投手に故障が多いのだから、まだまだ有力なFA投手や野手をどんどん獲得すべき」と提言。 「ダルビッシュ有も獲得してしまえ」と、FAのダルビッシュ獲得をけしかけた。「野球界がアナハイムの来年に大きな注目を向けている」と記事はまとめられているが、まさに大谷を加えたエンゼルスが来季のメジャーの風雲児的存在になることは間違いない。