男子の賞金争いの注目さらう女子プロQTファイナル「ファン爆増人気ルーキー」のスコア
【女子プロゴルフ QTファイナルステージ】 国内男子ゴルフは28日開幕の日本シリーズJT杯(東京・東京よみうりCC)が最終戦。優勝賞金は4000万円と高額のため、賞金ランク1位の平田憲聖(24)から6位の石川遼(33)まで賞金王の可能性を残すが、26日から始まった女子プロの試合の方が気になるファンは多いのではないか。 【写真】道産子ルーキー政田夢乃 「5度目の正直」をかなえた忍耐力がプロでは武器に 来季の出場権を争う最終予選会(QTファイナルステージ)のことだ。 中でも政田夢乃(24)は、ルーキーイヤーの今季は20試合に出場し、NEC軽井沢72ゴルフでは1打差で優勝を逃すなどトップ10入り5回と活躍。色白で笑顔が似合うルックスによりファンが急増した。 今季のシード権が決まる大王製紙エリエールレディスでは、最終日最終組で回るも、スコアを伸ばせず7位。メルセデスランク57位で惜しくも初シードも逃し、今回の予選会に回った。 今大会は今季のシード落ち選手や、エリエールレディス終了時のメルセデスランク56~70位の者、今季のステップ・アップ・ツアー優勝者や第1ステージから上がってきた者ら104人が出場。4日間72ホールで35位前後に入れば、来季前半戦(第1回リランキングまで)の出場権が得られる見込みだ。 舞台は3月のヤマハレディースオープンの会場となる葛城GC山名Cのような打ち上げ、打ち下ろしホールはほとんどなく、「山名より難度はやや低いが、グリーンは砲台で傾斜が強い。ロングパターのタッチが合う人がスコアをつくれます。天候が崩れなければパターのうまい人が有利」(メンバー)。 政田の今季スタッツは平均ストローク21位(71.156)、フェアウエーキープ率10位(73.016%)、パーオン率33位(69.49%)、平均パット数20位(29.24)、平均バーディー数17位(3.44)など実質1年目の選手としては悪くない。 初日は首位に5打差の3アンダー8位タイとまずまずのスタートを切ったが、各大会の出場枠は異なるため、できるだけ上位で終えたい。当然1位を狙っているに違いない。