アルカラス「大きな挑戦」ウィンブルドン連覇に向け意気込み<男子テニス>
ウィンブルドン
7月1日に開幕するテニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に男子シングルス第3シードとして出場する世界ランク3位のC・アルカラス(スペイン)が29日に会見を行い、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に次いで四大大会2連続優勝を狙う意気込みと大会連覇への意気込みを語った。 【錦織圭、ジョコビッチ、シナーら ウィンブルドン組合せ】 21歳のアルカラスは5月から6月にかけて行われた全仏オープン決勝でA・ズベレフ(ドイツ)を下し優勝。その後休養を挟み、芝大会初戦のシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)に出場したが、2回戦でJ・ドレイパー(イギリス)に屈し敗北した。 昨年優勝を果たしたウィンブルドンを不安を残すかたちで迎えたアルカラスだが、会見ではクレーから芝への順応の難しさを口にした。 「グランドスラムで勝つのは難しいし、クレーコートから芝コートに変わることは明らかで、まったく異なるサーフェス、まったく異なるプレースタイルになるんだ。挑戦になる。もちろん、同じ年にローラン・ギャロスとウィンブルドンで優勝する候補に名を連ねたいよ。でも、それは僕にとって本当に難しく、大きなチャレンジになることは分かっている」 昨年は決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)との死闘を制し優勝を果たしたアルカラス。今年は1回戦で世界ランク262位のM・ラヤル(エストニア)と対戦する。