iOS 18.2の目玉はAIだけじゃない。地味だけど、かなりうれしい新機能6つ
3. 持ち物の位置情報を、第三者と共有可能に
紛失物の追跡について、誰かに協力してもらいたい場合は、AirTagまたは「探す」ネットワーク対応アクセサリの位置情報を、航空会社の従業員などの信頼できる第三者と共有できます。 「探す」アプリで、「持ち物を探す」タブに移動し、「持ち物の位置情報を共有」を選択すると、期間限定で位置情報を共有できます。
4. Safariのブラウジング機能が向上
iOS 18.2では、iPhoneおよびiPad版のSafariに、いくつかの重要な機能が追加されました。 私のお気に入りの1つは、「設定」アプリの「Safari」セクションで、Safariからのブラウズデータの書き出し、および別のアプリからSafariへのブラウズデータの読み込みができるようになったことです。 また、Safariのスタートページをカスタマイズするための新しい背景画像も追加されました。 「Dynamic Island」が利用できるiPhoneでは、ファイルのダウンロードの進行状況が、アプリ上部やホーム画面で表示されます。 ですがもっとも重要な追加機能は、httpのURLが、より安全なhttpsへと自動的に切り替えられることでしょう。
5. 写真共有時に、位置情報データを自動的に削除
お気に入りのアプリに写真や動画を投稿する際、iOS 18.2では画像から位置情報データを自動的に削除できます。 また、共有するフォーマットを調整することも可能。 これらの機能は、「設定 > プライバシーとセキュリティ > 写真 > [アプリ名] > オプション」からアクセスできます。 アプリごとに設定する必要があるので、一部のアプリ開発者はまだこの機能をサポートしていないことに注意してください。
6. ホーム画面に音量調整スライダーを表示
iPhoneで音楽や動画を再生して画面をロックすると、ロック画面に再生コントロールウィジェットが表示されます。 iOS 18.2では、現在再生中のロック画面ウィジェットに音量調整スライダーを追加できるようになりました。これにより、物理的な音量ボタンを押すことなく音量を調節できます。 この機能は、「設定 > アクセシビリティ > オーディオとビジュアル > 音量コントロールを常に表示」からアクセスできます。
その他の改善点
iOS 18.2には、さらにいくつかの新機能が追加されています。 「メール」アプリの分類ツールが改善。電子メールが、プライマリ、トランザクション、アップデート、プロモーションの4つのタブに自動分類されるように。 「写真」アプリにもいくつかの小さなデザイン調整があり、動画表示中にフレーム単位でのスクラブを行なうオプションなどが追加された。 「ボイスメモ」アプリが、レイヤーのある録音に対応。これにより、曲のアイデアにボーカルを追加し、それを2トラックのプロジェクトとして、iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro MaxのLogic Proに読み込めるように。
風見隆(ガリレオ)