「先人の創意工夫を感じて」たたら製鉄の体験会 備北丘陵公園 広島・庄原市
中国放送
日本古来の「たたら製鉄」の体験会が広島県庄原市で開かれました。 庄原市の国営備北丘陵公園では、たたら製鉄の技術を守り伝えようと、開園以来、毎年、体験会を開いていて、30回目のことしはおよそ140人が参加しました。 参加者は、粘土で作った2つの炉に砂鉄と木炭をスコップで投入。「ふいご」を使って空気を送り込むことで、炉の中をおよそ1300℃の高温にし、砂鉄を溶かしていきました。投入した砂鉄の量は360キロ、木炭は540キロに達します。 参加者 「初めての体験で、すごくワクワクしています。顔が熱いです(笑)」 たたら製鉄の指導者 堀尾薫 さん 「先人の創意工夫した知恵を自分の肌身で感じ取って」 火を入れてから10時間半。炉を解体すると、真っ赤に熱せられた「ケラ」と呼ばれる鉄の塊が姿を現しました。2つの炉で合わせて63キロのケラができたということです。
中国放送
【関連記事】
- 「『ママ来たよ 起きて』 叫んだけれど息子(7)は息を引き取った」 明かされた両親の思い 眠気におそわれ赤信号で… 男(63)の後悔と下された判決
- アンガールズ・山根さん「未知の昆虫」大発見!その名は「モトナリ」 テレビ番組ロケで新種を捕まえる 国際的学術誌も認定「日本のコメディアンが発見した」
- 9歳の女の子が死亡 一般道を約120キロで走行したスポーツカーの医師(37)を起訴 過失運転致死傷の罪で 広島地検
- 「愛しているからするんだよ」次第に“洗脳”されていき…10年続いた塾講師からの性被害
- “空母化”した海上自衛隊の護衛艦「かが」を初公開 最新鋭ステルス戦闘機「F‐35B」の搭載も可能な長方形の甲板