斎藤直人、東京SG退団は「成長したい気持ち」 海外挑戦も意欲「ワールドクラスの選手としてW杯を迎えたい」
ラグビー日本代表合宿が11日、宮崎市内で公開された。昨年のW杯代表で、今季限りで東京SG(旧サントリー)を退団したSH斎藤直人が取材に応じ、新たな挑戦について「サントリーに4季いて、昨年W杯を経験して、成長したい気持ちがあった。いい意味で居心地がよかったので、環境を変えて、チャレンジする環境でやりたいと思った」と明かした。 斎藤は移籍先について、国内と海外に選択肢を持っているという。フランス地元メディアは8日までに、欧州クラブ王者のトゥールーズが斎藤の調査に乗り出しているとした。海外挑戦への思いについて、斎藤は「やっぱり27年のW杯に必ず出たいし、そこでワールドクラスのプレーヤーとしてW杯を迎えたいと思った」と力強く語った。 エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ率いる新生日本代表は、6日から宮崎市内で合宿をスタート。この日は、U20日本代表と15人対15人で実戦さながらのトレーニングを行った。ジョーンズHCが「超速ラグビー」を掲げる中、斎藤は練習中にも「アーリーセット(素早い構え)!!」と声を出してチームを鼓舞。「今日の試合前に、BKの2つポイントを言われて、そのうちの1個だった。全てのプレーの起点はセットからと、そこを大事にしようと思った」と、攻撃の軸として奮闘した。 ジョーンズHCからは合宿前に「日本で1番アタッキング(攻撃的)な9番になるつもりで来い」と伝えられたという。新たな所属先を探す中の活動だが「今は、もう100%日本代表にコミットしている」とキッパリ。22日にはW杯3位のイングランド戦(国立)を迎えるが「勝つために準備が必要。まだ100%、色々と理解できている訳ではないので、そこは9番としてやらないといけない」と、覚悟を語った。
報知新聞社