DeNAが一回にいきなり痛恨失策 牧の2試合連続エラーが巨人・坂本の先制打を招く
(セ・リーグ、巨人―DeNA、8回戦、15日、福井)DeNAが出足でつまずいた。緑に囲まれた福井県営球場。内野が土のグラウンドで、二塁手の牧が先取点に絡む失策を犯した。一回2死で吉川のゴロを捕り損ね、唇をかんだ。先発の石田健は続く岡本和に四球を与え、坂本に先制の左前適時打を許し、カバーできなかった。 【写真】母の散髪でビシッと決めたDeNA・牧 牧は富山市民球場でプレーした前夜から2戦連続の失策。三浦監督は1-2で競り負けた前日の試合後に「点にはつながらなかったけど、(守備の)ミスがあった」と指摘していたが、不慣れな地方球場での連戦で相次いでほころびが出た。 チームは試合前時点で、リーグで2番目に多い22失策。この日は投手陣が試合前練習で内野のファウルグラウンドを使い、フィールディングを入念に確認。牧ら野手陣も余念なくノックを受ける姿があった。 牧の守備意識は高い。オフの自主トレーニングでは守備力に定評がある大和に師事し、貪欲に技術を吸収してきた。その姿勢はシーズンに入っても変わらず、試合では球際の強さを見せてチームを救う場面もあった。 ただ、隙を見せれば相手につけこまれる。流れを手渡した立ち上がりのミスは痛かった。