来日中のA・オブライエン厩舎スタッフがシティオブトロイのカルティエ賞年度代表馬受賞を喜ぶ
[GⅠジャパンカップ=2024年11月24日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2400メートル] ジャパンCに出走するオーギュストロダン(牡4・Aオブライエン=アイルランド)に帯同して来日しているスタッフに朗報が届いた。同厩舎もう一頭の看板馬だったシティオブトロイ(牡3)が、欧州競馬の年度表彰にあたるカルティエ賞において年度代表馬、最優秀3歳牡馬をW受賞。ひと足早く、ブリーダーズCクラシックを最後に引退、種牡馬入りした名馬に箔がついた。 その名門厩舎でオーギュストロダンとシティオブトロイの調教に騎乗しているのがレイチェル・リチャードソンさん。22日朝、オーギュストロダンの調教後に祝意を伝えられると「ありがとうございます。とてもうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。両馬の違いについては「オーギュストロダンはギアがいくつもあるタイプの馬で、シティオブトロイは1度ペースを上げてトップスピードに乗ってから持続する力を持っています。どちらも心肺機能が強く、素晴らしい馬です」と2頭の違いを説明した。 オーギュストロダンには、同厩舎で働く日本人の境優真攻め馬手も帯同している。前年も、選出されていたコンティニュアスとともに来日する予定だったが、同馬が直前に負傷したため断念した経緯があり、2年越しの〝凱旋帰国〟。コミュニケーションの壁も存在しない万全の陣容で、オーギュストロダンがラストランを飾ろうとしている。
東スポ競馬編集部