記者解説 鹿児島市長選あさって24日投開票 現職、新人の訴えアンケート
下鶴さんは、自身が進めている整備計画にもちろん「賛成」の立場で、「人口減少時代に、新たなにぎわいや活力を生み出す拠点として必要な施設」としています。 (キャスター) 両候補者が重視している政策に違いがありますか? (記者) 重点的に取り組みたい政策の順番を聞きました。 桂田さんは、子育て支援、高齢者・障害者支援、交通政策の順でした。下鶴さんは、子育て支援、高齢者・障害者支援、産業・観光振興の順です。 (キャスター) 2人とも「子育て支援」を一番に挙げていますね。 (記者) ただ、マニフェストをみると、桂田さんが、学校給食の無償化を掲げていたり、下鶴さんが、学校現場でのデジタル技術活用を挙げていたりなど、具体的な違いが見られます。 一方で、市民のみなさんは、今回の選挙で何を投票の判断材料にしているのか。期日前投票所で聞いてみました。 (60代 主婦)「自分たちも60代で、高齢化社会になっていく。もうちょっと若い人たちにもバックアップできるような(政策を)」 (10代 大学生)「子育てとか。少子高齢化の中で、子育ての政策は大事かなと思った」 (60代 会社経営)「スタジアム(整備)の問題にしても、歯がゆいですよね。さっさと決めてつくればいいのに。いまだに場所も決まらないし」 (20代 会社員)「人柄もあるかな。(Q.政策ならこちらというのは?)特にない」 (80代 無職)「お母さま方の子育てとか、そういう政策をしてもらいたい」 (キャスター) さまざまな意見が出ていました。 (記者) 大きな争点がないとも言われますが、みなさんそれぞれが市の将来について考えながら投票していました。 (キャスター) 多くの課題がある一方で、投票率も気になりますね。 (記者) 前々回の2016年は、現職と新人の一騎打ちで、過去最低の25%。前回2020年は、現職が引退したことで、新人4人の争いとなりましたが、投票率はそれでも4割に満たない38.16%でした。
22日までの4日間の期日前投票は、投票者数2万1046人で、投票率は4.27%。前回より0.38ポイント下回っています。過去最低だった前々回よりは、0.98ポイント上回っていますが、低投票率が懸念されます。 鹿児島市の次の4年間の方針を決める大事な選挙です。ぜひ関心を持って一票を投じてほしいです。 (キャスター) ここまで記者とお伝えしました。 MBCのホームページ内の「鹿児島市長選挙特設サイト」では候補者アンケートの結果を掲載しています。 鹿児島市長選挙はあさって24日が投票です。
南日本放送