休みの日は、車の運転は極力控え、自宅近くのスーパーやジムなどに行くことが多いという。琵琶湖岸のカフェで湖を眺めてくつろぐのも楽しみだ。

前回は国民民主党、今回は日本維新の会の公認候補として出馬。「野党の力をできるだけ結集するため、模索しなければならない。政権をどう取るかにこだわりたい」と語気を強める。

◆バイクに乗るのが趣味

大岡敏孝氏（52）自前

「（実家が）政治家の家ではなかったので、どうやって（選挙に）出るのか分からず、市会議員から始めた」。25年前、会社員を辞めて政治家に転身した転機を、こう振り返る。

昭和47年、甲賀郡（現滋賀県甲賀市）生まれ。早稲田大政治経済学部に進学し、まずは企業経営者を目指して自動車会社に入社した。

一念発起して会社を辞め、平成11年に「お金も、組織も、知名度もない」中で静岡県浜松市議選に出馬して初当選。24年には地元・滋賀で自民が行った衆院滋賀1区の候補者公募に名乗りを上げ、初当選した。以来、財務大臣政務官や環境副大臣を歴任するなど着実にキャリアを積み、現在は党県連の会長も務める。

3人の子供がいる父親。このうち長女と長男の2人は選挙権のある18歳以上に成長。9月の自民党総裁選では各候補の情報を収集・分析していたといい、父親として「ほほ笑ましく見ていた」と目を細める。

自身を「精神的にタフ」と分析。バイクに乗るのが趣味だが、最近は仕事も忙しく、趣味の時間を満足に確保できない日々が続く。「飯食うぐらいしか楽しみがない。肉食い放題の店が一番の楽しみ」と笑う。