20年ぶり 新紙幣の発行開始 ちなんだセールやサービスも登場 対応に追われる店も 便乗詐欺に注意を
さらに…。 【記者リポート】「ずらーっと並んだワインはすべて1000円。こちらは2本で5000円。さらに5万円相当が入っているかもしれない1万円のワインです」 【買い物客】「スパークリングと赤ワインです。(1万円出して)旧紙幣5000円のおつりがきました。新紙幣来るかと思ったけど、さすがに…」 (Q.お目当ては何だったんですか?) 【買い物客】「お肉です。私らにとってはうれしいこと。消費者にとったら安ければ安いほど、おいしいものいただけたら1番うれしい」 ちなみに、支払いは旧紙幣以外でも可能なので、新紙幣を手にいれた人もお得に買い物ができます。
■「最後の紙幣になるかもしれない」と専門家 キャッシュレス化の“もしもの時”を想定してほしい
新紙幣の発行で盛り上がっていますが、専門家から日本の紙幣についてこんな指摘があります 野村総合研究所の木内エグゼクティブエコノミストは、「新札の登場は、今回の新紙幣は、本格的に流通する最後の紙幣になるかもしれない」と指摘しています。 その理由は、日本銀行による中央銀行デジタル通貨が2030年代に発行される可能性があるからだそうです。 キャッシュレス化が進むということですが、現金派のジャーナリスト鈴木哲夫さんはこのように指摘します。、 【ジャーナリスト 鈴木哲夫さん】「確かにキャッシュレスは時代の流れだと思います。だけど例えば災害なんかがあったり、スマホが使えなくなっちゃったとか、そういう時どうするのでしょうか。だから僕は、お札はなくしちゃいけないと思う。キャッシュレスいいですけど、セットでやっぱりお札や硬貨も含めて紙幣は残してほしい。ちょっと年寄りだからかもしれないけど、やっぱり災害やもしもの時は必要だと思います」 新紙幣発行時には、注意しないといけないこともあります。 【関西テレビ 加藤さゆり報道デスク】「このタイミングで便乗した詐欺があります。『これまでのお札使えなくなります新しいお札と交換するので振り込んでください』みたいな電話がかかってくることもあるかもしれませんが、これまでのお札も引き続き使えますので、だまされないように、気を付けていただきたいと思います」 すでに何件か起きています。金融機関の職員になりすます手口で、詐欺が行われるということです。皆さん充分にお気をつけください。 (関西テレビ「newsランナー」2024年7月3日放送)
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