これが京都なのか!?大量のゴミが散乱する「祇園」の惨状に絶句…オーバーツーリズムに困惑する京都市民「観光客の数を規制して」
大量の観光客が来ても「京都市」は儲からない!?
祇園に限らず、人気の観光エリア「嵐山」の公衆トイレなども現在、観光客が排出したドリンク容器やオムツなどのゴミが大量に散乱するなど、ひどいあり様だという。 驚きべきことに、溢れ返るゴミの量から推察されるすさまじい数の観光客が続々と入洛しているにも関わらず、京都市は相変わらず財政難が続いている。 そもそも京都市は学生や高齢者が多く、納税義務者の割合が少ない。さらに、近年開店した観光客向けの飲食店や宿泊施設の多くは、中国などの海外や東京などの京都以外の資本。また、インバウンド拡大による宿泊施設の建設ラッシュ、外国人による不動産取得急増による市内地価や市税の高騰などで、子育て世代を中心に大量の人口が転出。そのため、市民からの税収が低下し続けていることなど、京都市の赤字財政の背景には、長く続いた門川大作前市長在任時の失策による多くの要因があげられる。 令和6年度から新たに松井孝治京都市長が就任し、オーバーツーリズム緩和に向け、土日祝日のみ運行される「観光特急バス」の導入が発表された。だがこれでは平日の混雑は解消されず、観光による税収の増加も期待できない。
2025年、今の倍以上のインバウンド客が来集
「今来てる外国人観光客の大半は富裕層ではなく、金は無いが円安の恩恵を受けている連中。京都に来ても銭を落とさない」というコメントも寄せられていたが、実際、京都市内を訪れる訪日客の多くは、タクシーやレストラン、高額な土産物には目もくれず、公共交通機関に大型のスーツケースを複数持ち込み、海外資本の施設に宿泊し、海外資本店のテイクアウト商品を食べ、ディスカウントショップで海外製商品を買い漁っている。 円安を武器に政府は、「さらなる高みを目指す」として、2025年度までに、累計2500万人を突破した2023年度の倍以上となる6000万人ものインバウンド客を目標にしている。増え続ける観光客の数に伴う税収増加も混雑緩和の対策も見込めないまま、今の倍以上もの大量の訪日客が押し寄せる未来に、穏やかで美しい京都は存在しない。 ※記事を修正しました(4月11日8時41分) (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)
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