パリ五輪へ男子バレーボールが熱い!実写アニメ『ミュンヘンへの道』感動の記憶
レスリングのアニメも人気
ミュンヘン五輪に先立つ、1968年(昭和43年)開催のメキシコ五輪に向けた番組としては、テレビアニメ『アニマル1』を覚えている。アマチュアレスリング選手の中学生が主人公で、『巨人の星』で知られる川崎のぼる原作の漫画をアニメ化したものだった。その主題歌の歌詞には「がんばれアニマルワン…メキシコめざして」「日の丸あげるのだ」などとあって、はっきりとオリンピックが意識されていた。こうしてふり返ると、日本という国が戦後の復興から高度成長期を歩む中で、五輪という存在がそれに勢いを与えるきっかけだったことが分かる。 新型コロナ禍以降で初めての開催となるパリ五輪とパラリンピック、どんなドラマが生まれるのだろうか。石川祐希選手や高橋藍選手の実写アニメ『パリへの道』的な番組も、あれば観たかったという思いもあるが、是非それは現実の"パリでの歓喜"として披露してほしいと期待が高まる。 【東西南北論説風(504) by CBCテレビ特別解説委員・北辻利寿】 ※『北辻利寿のニッポン記憶遺産』 昭和、平成、令和と時代が移りゆく中で、姿を消したもの、数が少なくなったもの、形を変えたもの、でも、心に留めておきたいものを、独自の視点で「ニッポン記憶遺産」として紹介するコラムです。
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