小4死亡事故「自慢の息子が…」父親の悲痛 なぜ車は赤で…“運転手の異変”証拠が現場付近に?
(西田倖さんの父親)「まず率直に感じたのは、息子はちゃんとルールを守っていたんだなということ。信号が青になって横断歩道を渡った瞬間に、いきなり車が自分の方に向かってきたんだなって。本人は痛かったし、苦しかったんだろうなと感じています」 倖さんは救急車で病院に搬送されましたが、腹部を強く打って、まもなく死亡が確認されました。
東京に単身赴任していた父親は、妻からの電話で事故の一報を聞きました。 (西田倖さんの父親)「その時は痛い痛いと泣きながら救急車に乗ったと聞きましたので、意識はあるし、命うんぬんにはならないかなと思いましたけど、その1時間後、だめだった(助からなかった)という話を妻から聞いた時には、とにかくまさかと、真っ白になったとしか言えない状況ですね。絶句しました」 青信号で渡っていたのに命を奪われた息子。 見通しの良い道路でなぜ、花田被告は赤信号で止まらなかったのでしょうか。
男児をはねる直前に2回の事故
STVの取材で、事故前の花田被告の異変が徐々に明らかになってきました。 「直前に物損事故」 現場からおよそ250メートル手前の交差点です。 事故の直後、警察官がなぎ倒されたポールを入念に調べていました。 ポールは根元からポッキリと折れ曲がり、かなりの衝撃でぶつかったことがうかがえます。
(鷲見記者)「男の子をはねる前にこちらで物損事故を起こしていました」 直前に物損事故を起こした花田被告は、そのまま止まることなくおよそ250メートル走行を続けました。 そして赤信号で交差点に進入し、倖さんをはねたのです。
さらに、「前日にも別の事故」 これは、現場で撮影した花田被告が乗っていたワゴン車。 「わ」ナンバーのレンタカーでした。 関係者によりますと、花田被告は事故の前日にも別の事故を起こしていました。 通勤途中に、一時停止をしていた車に追突したのです。 前日の事故で自身の車が壊れたため、レンタカーを使って通勤していました。 相次いで事故を起こしていた花田被告の「異変」。