日本球界が”驚愕”…契約中に亡命した助っ人5人
ユリエスキ・グリエル
・投打:右投右打 ・身長/体重:183cm/89kg ・生年月日:1984年6月9日 ・経歴:エイドリノサラバリア高 - キューバ・サンクティスピリトゥス - キューバ・インドゥストリアレス キューバの国内リーグをはじめ、オリンピックやWBCでもキューバ代表として輝かしい成績を残したユリエスキ・グリエル。日本でも高いポテンシャルを発揮していた。 グリエルは、母国キューバのリーグで2001年から13年間プレーし、通算打率.333、235本塁打、934打点を記録。オリンピックやWBCなどの国際大会でも活躍し、「キューバの至宝」とまで言われていた。 2014年1月にキューバ政府が自国のスポーツ選手の海外移籍を認めたことで、横浜DeNAベイスターズが獲得へ動き、日本でプレーしたいという気持ちを持っていたグリエルとの契約が成立した。 同年6月8日の楽天戦に「3番・三塁」で初出場を果たすと、いきなり猛打賞を記録するなど活躍。同年は62試合に出場し、打率.305、11本塁打をマークした。 2015年はさらなる飛躍を期待されたが、右太もも痛を理由に来日せず。音信不通の状態が続くなど不透明な対応が続いたため、4月2日に契約解除となった。 その後、2016年にヒューストン・アストロズでメジャーデビューを果たしたグリエルは、2021年に打率.319でア・リーグ首位打者を戴冠。2023年はマイアミ・マーリンズでプレーした。
ルルデス・グリエルJr.
・投打:右投右打 ・身長/体重:192cm/83kg ・生年月日:1993年10月19日 ・経歴:エイドリノサラバリア高 - キューバ・サンクティスピリトゥス - キューバ・インドゥストリアレス 母国キューバのリーグでの成長と将来性を買われ、兄のユリエスキ・グリエルの所属する横浜DeNAベイスターズと契約を結んだルルデス・グリエルJr.だったが、一度も来日しないまま契約解除となった。 グリエルJr.は、2010年から母国キューバのリーグで内野手としてプレー。2014年には課題だった打撃が大幅に向上し、確かな成長を見せた。 当時、ショートに不動のレギュラーが不在だったチーム状況もあり、2015年2月に横浜DeNAベイスターズとの契約が成立。残留や獲得の報道がされながらも、去就が長期化していた兄のユリエスキ・グリエルの残留も同時に発表された。 契約当時はまだ21歳と若く、将来性も含めて大きな期待をかけられていたが、右太もも痛を理由に来日しない兄と同様に、ルルデスは左手首痛を訴え来日が延期に。結局そのまま音信不通となり、一度も来日しないまま2015年12月に自由契約となった。 その後、2016年2月にキューバから亡命し、11月にはトロント・ブルージェイズと契約。2018年にメジャーデビューを果たし、2019年、2022年には20本以上の本塁打を放つなど主力選手として活躍した。 2022年オフにはアリゾナ・ダイヤモンドバックスへトレード移籍。移籍初年度から145試合出場で打率,261、24本塁打、82打点をマークし、オールスターゲームにも初選出されるなど充実のシーズンを送った。