ロンドン外為市場で円相場が一時1ドル=160円台に…政府・日銀の為替介入以来2か月ぶり
【ロンドン=中西梓】26日のロンドン外国為替市場で、円相場が一時、1ドル=160円台をつけた。160円台の円安・ドル高水準となるのは、政府・日銀が為替介入に踏み切ったとみられる今年4月29日以来、約2か月ぶり。 【チャート】1か月間の円ドルの動き
米経済の堅調さや、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言などで早期の利下げ期待が後退したことから、日米金利差の開きを意識した円売り・ドル買いの動きが優勢になった。
4月に160円台に達した際は、政府・日銀が円買い・ドル売り介入に踏み切ったとみられ、相場は一気に円高に動いた。再び介入が行われるか、市場の警戒感は強まっている。