日本ハム伏見が「朝活」で正捕手へトライ!「少しでも差をつける」
朝活で正捕手争いに勝つ!日本ハムの伏見寅威捕手(34)が9日、千葉・鎌ケ谷で自主トレを公開した。今オフは朝6時起床、7時練習開始のルーティンを継続し、規則正しい生活を送っている。近年は田宮裕涼(24)、進藤勇也(22)ら若手捕手の台頭もあるが、今年35歳となるベテランの意地を見せつける。 午前8時過ぎ。まだ人気の少ない鎌ケ谷のグラウンドには、ランニングで精力的に汗を流す伏見の姿があった。今オフ継続している朝6時起床、7時練習開始の「朝活」だ。この日は12時前に練習を終えたベテラン捕手は、ルーティンの意図をこう説明した。 「一種の修業だと思ってやっています。朝が早いとしんどいけど、気持ち的に鍛えるためにやっています」 常に勝負の世界で生きるプロ野球選手。唯一気を緩めることができるオフシーズンだけでも、ゆっくり起きたい選手も多いはず。しかし、伏見は「今年も怠けないようにやりたいと思って、朝来ています」。練習前夜は11時には就寝するなどオフシーズンも気を緩めることなく、規則正しい生活で自らを律し続けてきた。 基本的に午前に起きようと、午後に起きようと練習量や練習メニューは変わらないという。それでも「同じかもしれないけど(他の選手と)そこで少しでも“差”をつけるためにも。気持ち的にも成長できるように、そのためにやっています」。今年5月で35歳となるベテランだが、常に周囲との競争意識は持って戦っている。 近年は田宮ら若手の台頭も増えるが、負けるつもりはない。3年契約最終年となる今季へ「野球選手である以上はね、とにかく良い成績を残せる一年にしたい。今やっていることがいい方向につながると、ポジティブに考えて毎日を取り組んでいきたい」。朝を制した先に、不動の正捕手の座が待っている。(清藤 駿太)