路線価 岡山県は3年連続上昇 24年分 中心市街地の土地需要増
■広島2.4%上昇 広島国税局がまとめた中国5県の計2万180地点の平均変動率は前年比1・5%上昇(前年は0・9%アップ)。上昇地点は1万601地点(前年8082地点)で全体の半数以上に上った。うち岡山が3252地点(前年比337地点増)、広島が5173地点(同1221地点増)で、両県で79%を占めた。 県別では、岡山1・7%上昇(前年は1・3%上昇)▽広島2・4%上昇(同1・4%上昇)▽山口0・6%上昇(同0・4%上昇)▽島根0・1%下落(同0・2%下落)▽鳥取0・2%下落(同0・3%下落)。 最高路線価は、岡山、広島県とも3年連続で上がった。中国地方の最高路線価は「広島市中区胡町、相生通り(南側)」の1平方メートル当たり357万円(前年比5・3%増)で、15年連続でトップ。備後地方は「福山市三之丸町、福山駅前通り(西側)」で、前年比9・3%増の47万円だった。 管内50税務署別では岡山東、岡山西、倉敷、玉島、福山、府中など16署が上昇。横ばいは西大寺、瀬戸、児島、津山、玉野、笠岡、高梁、新見、久世といった24署。庄原など10署で下がった。 ■香川は0.3%下落 高松国税局が公表した四国地方の2024年分路線価によると、1万794地点を対象にした対前年の平均変動率は0・5%ダウン。下落幅は23年分(0・7%ダウン)から0・2ポイント縮小した。 県別では、香川は0・3%下落(前年は0・6%下落)で32年連続のダウン。徳島0・4%下落(同0・7%下落)▽愛媛0・8%下落(同0・9%下落)▽高知0・1%下落(同0・3%下落)だった。 四国地方の最高路線価(1平方メートル当たり)は、愛媛の「松山市大街道2丁目、大街道商店街」で69万円(前年比3・0%増)。他3県の最高地点は、香川が「高松市丸亀町、高松丸亀町商店街」の37万円(同2・8%増)、徳島は「徳島市一番町3丁目、徳島駅前広場通り」で29万5千円(同1・7%増)、高知は「高知市帯屋町1丁目、帯屋町商店街」で前年と同じ21万円だった。