【バイクサバイバル術】第3回:アンダーパスや踏切、工事区間を通過する際に何に注意するか?
工事区間を通過する時に注意したいこと
工事区間の横を通過する場合は、速度を落とすことが重要だ。特に歩道が規制されて、車道の端をコーンで仕切って人を通しているような部分は気をつけて通過したい。通常ガードレールが歩行者を保護しているが、コーンには歩行者を保護する機能は全く無い。また、歩行者との距離も近くなるため。細心の注意を払いながら通過する必要がある。 複数車線のある幹線道路などでは、工事によって車線が規制されていることもある。こうした車線が減少する場合は、周囲の車両の動きに注意が必要だ。バイクは車体が小さいためか、無理に割り込まれることも多い。前方に車線規制があることを確認したら、なるべく早く車線変更し、ミラーを使うなどして規制される側の車線を後方から走ってくる車両の動きにも注意したい。また、工事区間はコーンで仕切られているが、かなり近い位置で作業をしている場合もあるので、速度には注意が必要だ。 工事区間を抜け、車線が増える場合に注意したいのは車線変更のタイミングだ。工事区間を抜けたとたんに加速しながら車線変更をしてくるような車両もいるので、後方をしっかり確認してから車線変更を行なう必要がある。車線変更したいのであれば、工事区間を抜ける前からウインカーを点けて後方の車両に車線変更の意思を伝えておくのも良いだろう。 今回は「アンダーパス」、「踏切」、「工事現場」という3つのシチュエーションについて考えてみたが、それ以外にも気をつけたいシチュエーションはたくさんある。そうした場所を通過する際に、どんなことを自分が考えているか意識してみてほしい。
後藤秀之