馬上の花嫁 5年ぶり華やかに シャンシャン馬復活、街練り歩き祝福受ける 志布志お釈迦まつり
釈迦(しゃか)の生誕を祝う「志布志お釈迦まつり」が29日、鹿児島県志布志市の宝満寺公園などで開かれた。パレードに5年ぶりにシャンシャン馬が復活。和装姿の花嫁を乗せた馬の手綱を花婿が引いて市街地を練り歩き、沿道から大勢の祝福を受けた。 【写真】〈別カット〉シャンシャン馬に花嫁を乗せ、通りを練り歩く花婿=29日午前、志布志市志布志
シャンシャン馬には、市内出身などの新郎新婦計3組が参加。時折小雨が降る中、稚児行列や踊り連を含めた総勢約600人と宝満寺までしずしずと進んだ。 パレード後、同市の金剛寺で仏前結婚式を挙げた平原拓哉さん(23)、恵里奈さん(24)夫妻は「予想以上に人が多く緊張したが、温かい声をかけていただき楽しかった。ホッとできる家庭を築きたい」と話した。 前夜祭と合わせて約4万5000人(主催者発表)が来場。無病息災を願う「甘茶かけ」やグルメイベントでにぎわった。
南日本新聞 | 鹿児島