じゃんけん、くじ引きで役員選出は“黄信号” 変化求められるPTA運営
(3)人間関係を目的にしない 「保護者同士でコミュニケーションを取ることは大切ですが、家庭の事情でPTAの食事会に参加できなかったり、活動後のおしゃべりまでおつきあいできないという場合もあります。『人付き合いそのもの』を目的にしてしまうと、みんなが辛くなりがちなので、『あくまで子どものために活動している』という前提を、頭に置いておきましょう」(大塚さん) たとえば会社の場合、飲み会などのコミュニケーションはあくまで業務を円滑にするためであり、人間関係を構築することが第一の目的ではありません。PTAも、子どものより良い成長を見守るという目的を共有する組織であるという認識が広まれば、さらに活動しやすくなるかもしれません。 男性の育児参加も徐々に増えはじめ、今後はPTA活動に参加する男性も増えると考えられます。多くの視点、意見を取り入れるために、より参加しやすいPTA、参加したくなるようなPTAへ運営を改革していくことが必要でしょう。 (小川たまか/プレスラボ)