ジャンボ邸ではタイヤ引き 16歳・香川友“世界一”へ初のレギュラーツアー
◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 事前(2日)◇三木GC(兵庫)◇6993yd(パー71) 【画像】小学生アマチュアがプロツアーで名刺交換 3月にプロ転向し、最年少でツアーメンバー登録した16歳の香川友がプロとして国内男子レギュラーツアーの“デビュー戦”に臨む。クラブハウスで取材に応じ、「いつも通りにやれば、スコアは勝手についてくると思う。緊張はない。楽しくやっていければいい」と淡々と話した。 ツアー94勝の男子プロゴルファー尾崎将司の門下生として、10日に1回は“ジャンボ邸”に足を運んでいる。食事もともにしながら、デビュー戦に向けては師匠から「いつも通りにやって」と声をかけてもらい、静かにうなずいた。 香川も「いろいろ細かく教えてもらってありがたい。教えてもらったことをやっていければ」。技術面だけではなく、直伝メニューのタイヤ引きを行うなど基礎体力をつけてきた。 前週「バンテリン東海クラシック」3日目には、同じ16歳のアマチュア松山茉生が349.6ydでドラコン王に輝いた。最終日には「64」をたたき出し、17位に食い込んだ。プロとアマの違いこそあれど「すごいな」と刺激を受けてコースに乗り込んできた。 「まずは予選通過。通ったら10位を目指していけたら。トップ選手と回りたい」。憧れの人はメジャーリーガーの大谷翔平選手とあって「大谷選手のように世界一になりたい」と気合を入れた。(兵庫県三木市/玉木充)