「表情おどおど」不審に感じ声がけ 店員、特殊詐欺被害防ぐ 大田署が感謝状贈る
架空請求の特殊詐欺被害を防いだとして、大田署が19日、ヤマダデンキテックランド大田店(大田市長久町)のパート従業員中田貴美子さん(51)、同社社員中井健太さん(34)、同糸原淳さん(43)に感謝状を贈った。 サングラスで巡回OK!! 日差し、猛暑対策で島根県警 コンビニでの飲料購入も
3人は7月14日、来店した大田市内の50代男性が1度に3万円分の電子マネーを購入しようとした際、不審に感じたレジ対応の中田さんが男性に「大丈夫ですか」と声をかけた。中井さんと糸原さんに相談し、男性から事情を聴くと「未納料金が30万円近くある。電子マネーで3万円分を買ってくれと言われた」と説明したため、詐欺をうたがい大田署に通報した。 同署であった贈呈式には、中田さんと中井さんが出席。吾郷弘章署長から感謝状を受け取った中田さんは「表情がおどおどしていて声をかけた。今後もお客さまをよく見て接客したい」と話し、中井さんは「お客さまに気軽に相談してもらえるようにすることが詐欺被害の防止にもつながる」と強調した。