生産性向上へ生成AI活用 井村屋グループ、新年方針説明会
【三重】井村屋グループ(本社津市)は9日、津市内のホテルで「2025年 新年方針説明会」を開催した。全国から取引先の関係者約300人が出席。中島伸子会長と大西安樹社長が今年の戦略を披露し、生成人工知能(AI)の活用方針などを示したほか、役員紹介も行った。 中島会長は「今年は不易流行の方針のもと、変えてはいけないフィロソフィー(哲学)を守りつつ、世界経済の潮流や時代の流れを捉え、不透明な時代を全員で乗り切っていく」と強調。「社員が自由に発想して取り組むことができるよう、人材育成にも重点を置きたい」と述べた。 大西社長は「国内外それぞれのエリアにおいて、グローバルな視点と地域特性に合わせたグローカルな視点の二つを大切にしながらの事業展開が重要だ。生産性向上に向けて生成AIを活用した取り組みをスタートしたい」と方針を示した。 また、説明会終了後は新型コロナの影響で開催を見送っていた懇親会を6年ぶりに復活。取引先との交流を深めた。