「当たり前のことが出来ない…」産後のママたちを襲う【マミーブレイン】とは?事例・対策を解説
対処方法(1)一人で頑張りすぎない
旦那さんや地域のサポートの方々の助けを借りましょう。ご両親の力を借りられる方は、ご両親に無理のない範囲で頼りましょう。多くの自治体で子育て支援サービスが設けられていますので、積極的に活用しましょう。近隣保育園や地域の一時預かり制度を活用するのもひとつの方法です。 睡眠不足や不規則な生活はマミーブレイン発症の一因といわれています。周りを頼ることで余裕が出来たら、睡眠や休息など自身の身体を休めることに使いましょう。誰かを頼っていることに対して罪悪感を感じる必要はありません。お母さんの回復が子どものためにもなることを理解して、周りを巻き込んだ子育てをしていきましょう。
対処方法(2)メモやカレンダーなどのツールを活用する
周りの人だけでなく、ツール類にも頼りましょう。忘れても困らないようメモをとる、カレンダーに登録する、アラームをかけるといった一工夫でマミーブレイン状態でも出産以前と同じように過ごすことができます。また「忘れても大丈夫」という気持ちの余裕を持つこともできます。 タスク管理やスケジュール管理をスマホアプリで行うのであれば、家族と共有する機能の活用がおすすめです。予定やお願いごとの連携をする手間が省けますし、必要なときに助けを求めやすくなるでしょう。
対処方法(3)大人と会話する機会をつくる
旦那さんや友人など、大人と会話する機会を作るようにしましょう。近所に済む方やスーパーの店員の方などでもよいですが、挨拶程度ではなくしっかり話せる相手、自分の気持ちを打ち明けられるような相手が望ましいでしょう。 赤ちゃんが保育園や幼稚園に行くまでの間、お母さんは赤ちゃんと2人ですごすことが多くなります。お母さんにしてみれば、1日の大半を赤ちゃんと2人で過ごすため、話す言葉も赤ちゃん向けになりがちです。しかしそれでは、物事を深く考えたり言語化したりといった機会が減り衰えてしまいます。子どもではなく大人相手に会話する機会を意識して作りましょう。 ※ ※ ※ 東京都在住の2児の母であるAさんも産後のマミーブレインを体験した一人。ライターであるAさんですが、産後2カ月で仕事に復帰。仕事では文章を読まなければならないものの、読んでも読んでも頭にモヤがかかったようでまったく頭に入らない、理解できないという状況が続き、焦りやプレッシャーからついには産後うつを発症してしまったそうです。 出産、育児は自分で思っている以上に身体やメンタルにダメージがあるもの。まずはゆっくり体を休めましょう。そして、少しでもおかしいと思ったら、周囲や専門機関に相談して、ため込まないようにしてくださいね。
まっきー