ニュータイプだから…しか説明つかない!「機動戦士ガンダム」初見で乗りこなすアムロの操縦センスが人外レベル
アムロ・レイ(CV:古谷徹)が初めて乗ったガンダムをパラパラと極秘資料に目を通しただけで操縦することができたのは、やっぱり“ニュータイプ”だから!? 当時の視聴者も「なんでいきなり2機も倒せるの?」と驚くことしかできないほど、その操縦センスは人並外れたものだった。 【映像】説明書をパラパラ見ただけでガンダムを操るアムロ(13分43秒ごろ~) アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったものの、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれるなど空前のヒットに。現在に至るまで数多くのシリーズやスピンオフなどの派生作品が制作され、高い人気を誇る。 いわゆる“ファーストガンダム”と呼ばれる初代シリーズの第1話。独立戦争を仕掛けたジオン公国軍と地球連邦軍との戦争が膠着状態となって8カ月あまりが経った頃、主人公のアムロはスペースコロニー・サイド7で生活していた。地球連邦軍の軍艦ホワイトベースが入港するために避難命令が出されたことすら気づかないほどコンピュータに夢中になっていたアムロは、幼馴染のフラウ・ボゥ(CV:鵜飼るみ子)に急かされ、渋々自宅を出て退避カプセルへと向かった。 ホワイトベースは、サイド7に入港後に地球連邦軍が極秘開発していた新型モビルスーツ「ガンダム」を積み込む予定だった。しかし、航行中にジオン軍に発見され、後をつけられていた。まんまとサイド7に潜入したジオン軍の偵察隊は、様子を伺ううちに地球連邦軍のモビルスーツを発見する。功を急いだ偵察隊の一人が命令を無視してモビルスーツを破壊しようと攻撃を始めた。 退避カプセルに避難していたアムロは、爆発の振動などから退避カプセルは危険だと判断すると、地球連邦軍の軍人である父テム・レイにホワイトベースへの避難を掛け合おうと外に飛び出していった。 だが、目の前ではジオン軍のザクが基地を攻撃しており、アムロも爆風に巻き込まれてしまう。そのとき、アムロの目の前にガンダムの極秘資料が飛んできた。戦火の中で「凄い……親父が熱中するワケだ」と心奪われたアムロは、その資料に夢中になっていた。 フラウに促され避難の列に入ったアムロだったが、その途中でガンダムを輸送する父・テムを発見する。そのとき、ジオン軍の攻撃の流れ弾が近くに着弾。フラウは爆風で吹き飛ばされてしまうが、フラウの家族を含む避難民の列は直撃を受けてしまっており、数多くの亡骸が倒れていた。 アムロは錯乱するフラウに避難するよう言葉をかけ、その後ろ姿を見届けると、決心したように資料片手にガンダムのもとへ駆け寄った。コックピットに乗り込むと、資料をめくりながらガンダムをあっという間に起動させた。 それだけではなく、ザクにライフルで撃ち込まれたのにも怯まず「見てろよ!ザクめ!」と叫ぶと、ガンダムを操縦し立ち上がらせた。そして恐怖と戦いながらも近づいてくるザクの口ダクトを掴んで破壊。さらに、逃げようとするザクに対してビームサーベルを手に取り、「逃がすものか!」とジャンプして真っ二つに切り裂いた。 破壊されたザクが爆発すると、コロニーであるサイド7に穴が開き空気が漏れ出してしまった。それに気づいたアムロは、モビルスーツのエンジンを破壊するのは危険だと判断。もう一体のザクはコックピットだけを狙い、爆発させることなく見事撃破した。 アムロは訓練を受けたわけでもなく、たまたま手に入れたマニュアルを見ただけでガンダムを動かし、あろうことか軍人が操る2体のザクまで撃破してしまった。その操縦センスや状況判断の速さ、そして度胸は脱帽もの! 「ニュータイプ」という言葉が出てくるのはずいぶん先の話だが、アムロが初見でここまでできたのは“ニュータイプだから”としか説明のしようがない初戦闘シーンだった。 アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったものの、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれるなど空前のヒットに。現在に至るまで数多くのシリーズやスピンオフなどの派生作品が制作され、高い人気を誇る。 (C)創通・サンライズ
ABEMA TIMES編集部