違憲審査のハードルが高くなる 関連法改正/台湾
(台北中央社)立法院院会(国会本会議)で20日、違憲審査における表決のハードルを引き上げる憲法訴訟法改正案が挙手表決により、野党・国民党と民衆党の賛成多数で可決された。 法案には、違憲審査に参加する大法官(定数15)が10人を下回ってはならないことや、違憲判断を行うには少なくとも9人の大法官の賛同が必要であることなどが明記された。 改正前の法律では、大法官に欠員が出たとしても、現有メンバーの3分の2以上が審査に参加し過半数の賛同が得られれば、違憲判断がなされることができると定めた。 同法案を巡っては、国民党に抗議する集会が立法院周辺で行われ、20日夜には主催者発表で1万5000人以上の市民が参加した。 (王揚宇/編集:羅友辰)