イチロー氏、高校生へ伝えたいこと「人との出会いなんて奇跡だから」「優しい人になって欲しい」
TBSは23日、「情熱大陸 2夜連続スペシャル」で、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)を特集し、高校生を指導する同氏の思いで番組を締めくくった。 【写真】イチロー氏と弓子夫人 イチロー氏は現役引退翌年の20年2月に高校生、大学生の指導に必要な学生野球資格を回復。智弁和歌山や国学院久我山(東京)、宮古(沖縄)など10校の直接指導に当たってきた。 イチロー氏は11月に進学校の岐阜を指導した際に「野球で結果を残してくれたら、めっちゃうれしいです。でも、もっとうれしいのはその先だと思う。『こんな大人になりました』。そういう報告が聞けたら、もっとうれしいと思う。野球やってなかったらみんなと出会ってないわけだからね。人との出会いなんて奇跡だからね。そういうものを大事にして欲しい」と語りかけた。 さらに9月の「KOBE CHIBEN-高校女子選抜」の試合後には、「人の痛みとか気持ちを、自分なりに想像したり考えたりすること、そういう優しい人になってほしい。それが一番期待することですね。ただ野球がうまくなって欲しいだけじゃない。もっと大きなところとか、そういう優しい人になって欲しい。どこかで僕を見かけたら、必ず声をかけてください」と、土で汚したユニホーム姿で話していた。