眞鍋かをり、小倉智昭さんは「恩人」 最後の対面は半年前「こんなに早くお別れするとは」
「本当にみんなのお父さんみたいな感じでした」と悼む
タレントの眞鍋かをりが13日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。がん闘病の末、9日に死去した所属事務所の大先輩でキャスターの小倉智昭さん(享年77)を悼んだ。 【写真】今年9月のイベントにサプライズで登壇した小倉智昭さんの姿 眞鍋が涙ながらに思いを語った。小倉さんと番組で共演した嵐・櫻井翔、小倉さんがキャスターを務めた『とくダネ!』で共演した菊川怜、気象予報士の天達武史氏らの追悼コメントが紹介されると、こらえきれなかった。MC・青木源太アナウンサーから「眞鍋さんも小倉さんとは非常に親交が深かったと思いますけど」と言われると、「恩人という言葉では表しきれないぐらいお世話になった方で。私、いま仕事ができているのも小倉さんのおかげで。小倉さんの事務所にも今も置いてもらって、仕事をさせてもらってますし。私生活でも本当に大切な人は小倉さんからいただいたご縁のことが本当に多くて」と涙声で感謝した。 「小倉さんって困ってれば手を差し伸べるし、困ってなくてもいろいろやってくれるっていう、そういう人で。それをみんなにやるんですよ。すごい人数、たぶんやられていて」と明かし、印象深い話として子どもが生まれた時に出産祝いを自宅まで届けに来てくれたと告白。 「『よかったらお茶でも飲んでってください』ってお誘いしたら、その年、芸能界出産ラッシュで『この後、誰々さんと誰々のとこにも(祝いを)持って行かなきゃいけないんだよ』って。ご自身でサンタさんみたいに届けて回っていて。本当に愛情を受けた人は多いんだろうなと思って。ウチの事務所のスタッフも家族同然でかわいがってもらってたりしますし。すごく愛情深い方なんだなと思って」と小倉さんの人柄を明かした。 最後に対面したのは半年ほど前だったという。「おうちに遊びに行かせてもらったんですけど。そのときすごくお元気だったので、こんなに早くお別れすると思ってなかったし、その時にも『まだまだこれからこれをやりたいんだ。これをこうしていきたいんだ』ってことをすごくパワフルに語っていらっしゃったので、もっともっと楽しんで自分の好きなことをやってほしかったなって思って」と口にすると、「本当にたくさんの人にいろんなものを与えて来られたので、それをどんどんつないで、これからも小倉さんからいただいたものを大切にしてつないでいきたいなと思います」と誓った。 青木アナが「私たち視聴者から見ると、小倉さんは舌鋒鋭くて、厳しいこともテレビではおっしゃるし、非常に強いというイメージがあるんですけれども。訃報を受けて、お仕事をした関係者の皆さん、一様に『優しかった』とおっしゃいますよね」と話すと、眞鍋は「すごくシャイなんですよ。シャイなので、それをご自身で照れ隠しで隠しちゃうから。テレビの印象とか、私は『もっと小倉さんのチャーミングな部分が、もっともっと出しててくれたらいいのにな』っていうのをすごく思ってました」と打ち明けた。 青木アナが「困ってる人に手を差し伸べるという点で言いますと、小倉さん自身もいろんな苦労をされている。『とくダネ!』(キャスター)に就くまでにも」と思いやりの原点を推測すると、眞鍋は「本当にそういうところもすごく尊敬してましたし。ただ、本当にそばにいると、苦労した話とかも一切せず。『お父さんって言ったら怒る』って菊川怜さんおっしゃってましたけど、本当にみんなのお父さんみたいな感じでした」と涙の合間に笑顔も見せながら故人をしのんだ。
ENCOUNT編集部