キャサリン妃がウィンブルドン最終日に来場。“紫色のドレス”を着ていた理由とは?女王から受け継いだブローチにも注目
ガン治療のため、現在公務を休止しているキャサリン妃。6月15日のチャールズ国王公式誕生日祝賀式典で久々に姿を見せたが、その後は公務を行っていなかった。 【写真多数】キャサリン妃が紫色のドレスを着用して来場する様子 胸元にはブローチ 6月14日に出した病状を説明する声明では「夏の間にいくつか公務をしたい」と書かれていた。しかしキャサリン妃がパトロンを務める「All England Lawn Tennis and Croquet Club(略称AELTC)」が主催する全英オープンテニス(ウィンブルドンテニス)が6月24日に始まっても王室からの進捗はなし。毎年何度も試合観戦のために会場に足を運んでいたキャサリン妃だけに、「今年の来場はないのかも」と言われていた。 そんな中、大会最終日である7月14日、男子決勝の観戦およびトロフィー贈呈のために急遽来場。ロイヤルボックスに着席する際、センターコートの観客からスタンディングオベーションで迎えられた。
紫色のドレスで来場
この日キャサリン妃が着ていたのは紫色のドレス。胸元のドレープが美しいこのドレスはイギリスのラグジュアリーファッションブランド「Safiyaa」のものだ。 あえて「紫のドレス」を着たことには意味がある。全英オープンのイメージカラーの1つが紫なのだ。 今回紫色のドレスを選んだのは、キャサリン妃のこの大会、およびAELTCに敬意を表する意味が込められていると解釈されている。
胸元のリボンに注目
この日、彼女の左胸元にはリボンの形をしたブローチがつけられていた。 このブローチは緑と紫のリボンで作られたもので、AELTCのメンバーのみがつけられるもの。彼女は2016年にエリザベス女王からこのクラブのパトロンを引き継ぎ現在に至る。2017年から全英オープン観戦時にこのブローチを身に着けている姿が見られるようになり、近年は毎回来場の際には着けている。 こうしたさりげない行為にも、キャサリン妃のクラブや大会への想いが反映されていると言われ、好意的に受け止められている。
今回の「お出まし」では元気そうな笑顔を見せていたキャサリン妃。完全回復の日が早く来ることを祈りたい。 ちなみにこの日はテニスだけでなく、サッカー・ヨーロッパ選手権の決勝戦(イングランド対スペイン)も行われた。ウィンブルドンから帰宅後、キャサリン妃は子供たちとテレビ観戦した「忙しい1日」だったようだ。
文:宮田華子