皐月賞馬ジャスティンミラノが電撃引退、種牡馬に…友道師「長所を子どもたちに」キズナ産駒牡馬初のG1制覇も屈腱炎発症で現役続行断念
今年の皐月賞を勝ち、キズナ産駒の牡馬では初のG1馬になったジャスティンミラノ(牡3歳、栗東・友道)が、15日に競走馬登録を抹消することが分かった。14日に友道師が明らかにした。引退後は北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬となる予定。 ◆池添謙一騎手が投稿した競馬場の様子【写真】 ジャスティンミラノは新馬戦、共同通信杯を連勝し、続く皐月賞でGⅠ初制覇を果たすと、日本ダービーでは2着。秋は天皇賞・秋から始動予定だったが、右前浅屈腱炎を発症し、9カ月以上の休養を要する見込みとなっていた。 友道師は「競走成績は4戦3勝と立派なものですし、ダービーもいい競馬をしてくれたと思います。特に皐月賞であの位置から長くいい脚を使って差し切ったというのは本当に心配機能が高い馬だからこそ。精神的にも落ち着いた馬でした」と現役生活を回顧。「これからの馬だと思っていたので残念ですが、フレッシュなうちに種馬になったので、その長所を子どもたちに伝えていってくれればと思います」と第2の馬生での活躍を願った。
中日スポーツ