パリ五輪レスリング代表・日下尚が壮行会で珍要求 「うどん食べながら応援して」 香川県出身
いずれもパリ五輪男子レスリング日本代表のグレコローマンスタイル77キロ級・日下尚と、フリースタイル65キロ級・清岡幸大郎が1日、神戸市内で所属先・三恵海運の壮行会に出席した。 昨年の世界選手権で銅メダルを獲得して五輪行きを決めてから国際大会で4大会連続メダル獲得と勢いづく日下は、“うどん県”香川県出身。この日の壇上あいさつでは「僕のラッキーアイテムはうどん。うどんを食べながら応援してください」と駆けつけた約300人に“珍要求”。笑いを誘い、会場を和やかムードにした。 日下の1学年後輩・清岡は、昨年12月の全日本選手権で東京五輪王者の乙黒拓斗(自衛隊)を破り、進出した4月の五輪予選で本戦切符をゲット。「パリで2人で優勝してきます」と先輩・日下との金メダル獲得を誓い、大きな拍手に包まれた。 ◆日下尚(くさか・なお)2000年11月28日、香川・高松市生まれ。23歳。3歳でレスリングを始め、高松北高、日体大を経て、19年、明治杯全日本選抜選手権の72キロ級でグレコ史上最年少18歳6か月19日で優勝。20年末から77キロ級に上げ、22年にU23世界選手権3位。23年、三恵海運入り。同年、世界選手権3位。 ◆清岡幸大郎(きよおか・こうたろう)2001年4月12日、高知市生まれ。23歳。母の知人の紹介で、幼稚園の時にレスリングを始める。高知南高から日体大に進学し、男子フリー65キロ級で全日本学生選手権2連覇。23年全日本選手権優勝。今春、三恵海運入り。妹・もえ(育英大)は22年、23歳以下の世界選手権で女子55キロ級優勝。
報知新聞社