『もっと早く知りたかった!』バッテリー寿命を延ばす裏ワザ公開~Weeklyメンテナンス~
クルマのパーツの中で比較的定期的な交換が必要なのがバッテリーだ。エンジン始動が困難になれば交換は必須。しかし交換する前にダメ元でバッテリーの復活処理を実施してみてはどうだろう?
◆クルマの需要パーツであるバッテリーをメンテナンスしよう
今年の暑い暑い夏の間、元気に働いてくれていたバッテリー。お疲れモードのバッテリーはそろそろメンテナンスの時期かも?
しかし近年のバッテリーは徐々に性能が劣化していくのではなく、いわゆる突然死することが多い。つまり前日のドライブでは問題なく動いていたのに朝になって始動を試みるとセルモーターがうんともすんとも言わないなんてことが起きてしまう。バッテリーが原因でそうなってしまった場合にはバッテリーを新品に交換するのが最善の解決策なのだが、もうひとつの選択肢としてバッテリーの修復があるので試してみると良いだろう。
●補充電
まずはもっともベーシックな修復方法が補充電だ。バッテリーは走行中常に充電/放電を繰り返す。しかしバッテリーの劣化や夜間・雨中の走行が多くバッテリーを消費する電気が多い場合などは充電不足になっているケースがある。その場合にはバッテリーをクルマから取り外してバッテリーチャージャーを使って充電してみよう。早い段階であればかなり元気な状態のバッテリーに戻すことができる。しかし電池残量が極端に減ってしまっているとチャージャーを使っての充電が不可の状態になることもあり、その場合にはバッテリーは寿命と考えて交換となる。
ただし自己責任での作業となるが、他の救援車両があるならば残量不足のバッテリーをブースターケーブルなどを使って救援車両のバッテリー端子に接続して上でエンジンを始動するとバッテリーの残量がバッテリーチャージャーが反応する程度まで回復することもある。あくまでも緊急処置だが憶えておいても良いだろう。
●サルフェーション除去
次にバッテリーの修復のもうひとつの方法がサルフェーション除去(デサルフェーション)と呼ばれるものだ。バッテリーは使っていくうちに内部の電極にゴミが結晶化してたまっていく(この結晶が、電気が流れにくい原因)、これがサルフェーションと呼ばれるものだ。サルフェーションがたまっていくと充電/放電の能力が落ちていくことになる。バッテリー劣化の代表的な項目なので注目してみよう。