日本ハムに勝利し、ポーズをとるロッテ・佐々木

◇１２日　「２０２４　パーソル　クライマックスシリーズ　パ」ファーストステージ第１戦　日本ハム０―２ロッテ（エスコンフィールド北海道） 　ロッテ先発の佐々木朗希投手が８イニングを５安打、９奪三振の無失点に抑える好投を見せ、日本ハムを下して初戦に勝利。１６日から始まるクライマックスシリーズ（ＣＳ）ファイナルステージ進出に「王手」をかけた。 　ロッテは５回、先頭打者の中村奨が左翼席にソロ本塁打をたたき込み、１点を先制。７回には、これまた先頭打者のポランコが中越えのソロ本塁打を放って加点した。 　先発の佐々木は１回、いきなり先頭の浅間を四球で出したが、続く清宮の３球目に二盗を企てた浅間を佐藤が刺して１死。続く清宮も四球で歩かせたが、レイエスをスライダーで空振り三振。郡司は１５７キロの直球で三ゴロに打ち取り、先制点を許さなかった。 　佐々木は２回以降、スライダーでカウントを稼ぐ投球スタイルに変え、制球面を修正。４回は先頭のレイエスを右前打で出しながらも１死から上川畑を１５５キロ直球で二ゴロ併殺打。５回も先頭の万波を遊撃内野安打で出したが、松本剛をスライダーで三ゴロ併殺打に仕留めた。９回は左打者の清宮に対し、ワンポイントリリーフの左腕鈴木が空振り三振。最後は１死から守護神の益田が登板してレイエスを空振り三振、郡司を左飛に打ち取って締めくくった。 　この日でポストシーズン３度目の登板となった佐々木は２０２１年、楽天とのＣＳファーストステージ初戦に先発して６イニングをを１失点（自責点０）。昨年もソフトバンクとのＣＳファーストステージ初戦に先発して３イニングを無失点に抑えており、ポストシーズンは計３試合、１７イニングで自責点ゼロの防御率０・００と完璧な投球を続けている。