年収「1000万円」も可能?「FAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)」とはどのような職業?
将来的にキャリアアップを考える際、気になるのが年収です。 平均年収が1000万円を超える職種がある中でも、とくに高額なのが士業やコンサルタント関係。 中でも「FAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)」のマネジメント層の平均年収は1300万円を超えます。とはいえ、FASと聞いてもピンとこない方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、FASの仕事内容、就職するために必要な資格とマネジメント層の年収ランキングをご紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
FAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)とは?
FASは「ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス」の略であることからも、企業に対し主にお金に関するアドバイスをする企業です。具体的な仕事内容やFASへの就職に必要なスキルなどを確認しましょう。 ■FASの仕事内容 FASの主な仕事は「M&A支援」「企業・事業の再生」「フォレンジック」などです。 最も多いのはM&A支援業務で、マネジメントや交渉、買収を考えている企業の監査などを行います。 フォレンジックとは、不正行為の原因究明や防止などを支援する業務のことです。近年では企業内で業務のデジタル化が進んでいることやコンプライアンスに関する意識の高まりなどから、需要は増加傾向にあります。 ■FASに就職するには?未経験でも採用されるのか? FASで働くためには、幅広い知識や財務に関する分析力などが求められるため、採用されるのは簡単ではありません。 財務やコンサルティング関連の実務経験や日商簿記検定2級以上、公認会計士などの資格があると有利に働く可能性もあるでしょう。ほかにも、語学力や高いコミュニケーション能力なども役立ちます。 これらのことからも、未経験でFASを目指すのは、かなり難易度が高くなります。 とはいえ、FASでも企業によって求めているスキルは異なるため、可能性はまったくのゼロではないといえるでしょう。